街頭演説原稿・参考例         ウクライナ問題・覇権主義との闘い  2022年3月14日 東北ブロック事務所・作成  ご町内のみなさん、日本共産党です。この場をお借りいたしまして、日本共産党の政策を訴えさせていただきます。しばらくの間、ご協力をお願いいたします。  みなさん、ロシアによるウクライナ侵略が長期化し、病院や学校などへの爆撃で民間人の死傷者が増え続けています。一刻も早く、ロシアは軍事行動を停止し、ウクライナから撤退すべきです。日本政府には、防弾チョッキなど防衛装備品の提供ではなく、非軍事の食料・医療支援、難民支援など人道支援に全力をあげることを強く求めます。日本共産党としても、ウクライナ支援の募金を呼びかけ、国連難民高等弁務官事務所や国連児童基金(ユニセフ)を通じて、ウクライナ支援にあてています。ご協力をお願いいたします。  今回の軍事進攻は、独立国・ウクライナの主権・領土を武力で侵し、国連憲章のルールに違反することは明らかです。プーチン大統領がどんな理由をつけても、決して許されるものではありません。国連総会でも、ロシアの侵略を国連憲章違反だと断じ、軍事行動の中止を求める決議が141か国という圧倒的多数で採択されました。欧米でも、日本でも「戦争反対」の声が広がり、ロシア国民も決死の覚悟で反戦の声をあげています。ロシアへの効果的な経済制裁の強化とともに、何よりも世界中で反戦の声をあげ、「国連憲章を守れ」の国際世論でロシアを包囲し、孤立させていくことが侵略をやめさせる一番の力です。日本共産党は、政府に対し、国連決議に棄権・退席した47か国に対し、侵略を非難し、軍事行動の中止を求める立場に立つよう、外交努力を強めることを強く求めます。  みなさん、今回のウクライナ危機に乗じて、自民党や維新の会は「国連は無力だ」「9条では日本を守れない」などと主張し、「核共有の議論」や「敵基地攻撃能力の保有」など軍事強化を求める動きを強めています。「非核三原則」を国是として平和国家として復興してきた、戦後の歩みを否定するとんでもない動きであり、絶対に許すわけにはいきません。憲法9条を変え、自衛隊を憲法に明記すれば、まさにフリーハンドで海外での軍事行動を進めることが可能になります。日本共産党は、軍事対軍事の対応ではなく、いまこそ9条を生かした平和外交で、アジアの平和の枠組みづくりを進めていくことを提案し、その実現に全力を尽くします。みなさんのご支援をよろしくお願いいたします。  みなさん、日本共産党は、他国の領土や主権を乱暴に踏みにじる旧ソ連の横暴(覇権主義)と一貫してたたかってきた政党です。ロシア、中国、アメリカ、いかなる国の横暴(覇権主義)をも許さず、国連憲章に基づく平和の国際秩序の実現を綱領に掲げている政党が日本共産党です。  今年夏に行われる参議院選挙、日本共産党は比例650万票を獲得し、いわぶち友参議院議員を初め、比例5議席の実現へ全力を尽くします。  最後になりますが、ウクライナ問題、ジェンダー平等、気候危機など多彩な記事満載の「しんぶん赤旗」を、この機会にぜひご購読いただきますようお願いいたしまして、この場からの訴えを終わらせていただきます。ご協力、ありがとうございました。